※1 働き方改革プロジェクト…p.35参照※2 健康経営優良法人認定…p.12参照22212021 KYOKUTO KAIHATSU GROUP CSR REPORT管理本部の活動概要をお聞かせください。管理本部は、当社グループが持続可能な組織であり続けるための基盤づくりをすすめています。労務管理や人材育成、安全な職場づくり、決算関連業務、法務・広報やIR活動、中期経営計画の策定、ブランディング、情報セキュリティー、CSR活動など業務の範囲は多種・多岐にわたります。強固な基盤づくりには、それだけ多様な取り組みが必要なのですね。幅広い分野で活動を推進している管理本部ですが、その使命は何でしょうか。管理本部は、上場企業として極東開発工業の各事業部及びグループ会社を支援することを使命としています。企業にとって業績確保と利益追求はもちろん大切なのですが、それだけでは経営理念に掲げている「広く社会に奉仕する」という目的は果たせません。管理本部は、従業員の皆様をはじめ顧客、取引先、株主・投資家、地域社会の皆様など、全てのステークホルダーのニーズと期待に応えるために必要な取り組みを模索し、活動することで企業価値の向上を目指しています。いまだ終息の目途が立っていない新型コロナウイルスですが、極東開発グループではどのような働き方の変化がありましたか。当社グループでは、2019年度から「働き方改革プロジェクト※1」を立ち上げ、業務効率の向上や職場環境の改善、女性活躍推進などに取り組んできました。2020年度からはコロナ禍への対応として、在宅勤務やWEB会議、時差出勤などが導入され、グループ内の働き方も多様になりました。アフターコロナにおいても引き続き働き方の変革を推進し、当社グループに関わる人たちがいきいきと、やりがいを持って働き続けられる職場づくりをすすめていきます。SDGsの大きなテーマは「持続可能性」ですが、BCP(事業継続計画)についてはどのように取り組んでおられますか。近年被害が増大している自然災害に対しては、オフィスや工場などの耐震補強のほか、生産の停滞に備えたサプライヤーのリスク評価もすすめています。もちろん事業継続に関わるリスクは、自然災害だけではありません。サプライチェーン内での不祥事やグループ内でのトラブル、それに新型コロナウイルスのようなパンデミックにも対応が必要です。これら事業継続に関わる重点課題は、グループ全体のマネジメント体系の中で取り組みを推進することが重要です。将来にわたって幅広く社会から選ばれ続ける企業であるためには、リスク体制を強化するとともに社会の変化を好機として捉え、飛躍につなげることが求められます。私たちはこれからもステークホルダーと絶えず対話を行いながら、多くの方々に支持されるよう挑戦を続けていきます。極東開発工業と日本トレクスは「健康経営優良法人2021」に認定されました※2。働く人の健康に対して、管理本部ではどのような考えをお持ちでしょうか。誰もがいきいきと活躍する職場には、そこで働く人々の心と体の健康が不可欠です。当社グループでは、労働安全衛生と健康経営を「企業の最重要ファクター」と考え、健康保険組合や労働組合と協力しながら、あらゆる施策に取り組んでいます。(詳細はp.36〜p.37参照)様々な人が働く職場では多様な価値観が存在しますが、その多様性を受け入れ、価値として活かせる環境づくりを推進することで、ハラスメントやメンタルヘルス不調が発生しないグループを目指しています。今後も当社グループが重点的に取り組むべき健康課題や安全面での課題を洗い出し、積極的に活動を推進して参ります。 極東開発工業株式会社 取締役 常務執行役員 管理本部長 原田 一彦ビジョンと成長戦略 │ VOICEビジョン・成長戦略 │ 【特集】 VOICE管理本部未来に続くグループであるために
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