就職活動は想像していたよりも大変だったというのが、率直な感想です。大学院で法律を学んだ後、司法試験にチャレンジしたものの断念。気持ちを切り替え、企業に就職して頑張ろうと就職活動をはじめたのですが、中途採用扱いとなり、職歴がないことで思うように進みませんでした。「このままでは同じことの繰り返しになる」と思い、就職コンサルタントに相談したところ、当社を紹介してくださったんです。
最初はインパクトのある社名で腰が引けたのですが(笑)、Webサイトなどで調べ、社会の基盤をつくるという意義ある事業内容に惹かれました。また、その頃は当社が本格的に海外進出に取り組みはじめたタイミングで、自分が学んできた法律や契約に関する知識を活かすことができると思いました。
そうした想いを人事部長に話したところ入社を勧めてくださり、採用試験を受けたんです。人事部長が、職歴ではなく、私の熱意に関心をもってくださったことに感謝しています。
仕事の内容は、期待以上でした。最初の1年は勉強期間だろうと思っていたのですが、入社2日目から専門的な書類のチェックや法令調査を任せていただいたんです。驚いたと同時にモチベーションも上がりました。
現在は主に、国内外の契約のサポートなど、法務関連の仕事を担当しています。例えば新しく契約を結ぶ場合、契約の原案作成や相手側から提示された契約内容の確認、締結に向けてのバックアップなどを行います。その他にも賃貸パーキング事業や太陽光発電事業の企画・管理、中期経営計画の策定事務・進捗管理など、幅広く携わらせていただいています。
これは、以前の上司のアグレッシヴな姿勢を受け継いだのだと思います。当初は専門外のことで戸惑うことばかりでしたが、新しい発見も多く、今は法務の仕事と同じようにやりがいをもって取り組んでいます。
一つひとつの仕事がキャリアを積んでいくうえで重要なものですが、その中でも特に印象に残っているのが、太陽光発電事業の立ち上げを担当したことです。それまでは事務的な仕事が多かったのですが、この仕事では多くの人と関わりながら進めていく必要がありました。時には想定外の展開になり、頭を抱えることも。しかし、上司や先輩、関係者の方々の指導や協力があったおかげで、乗り越えることができました。この経験で、仕事をするうえで人とのつながりがいちばん大切だと学びました。以前は綻びのない契約書をつくることにやりがいを感じていましたが、今は「ありがとう」「頼りになるよ」という言葉をもらった時に充実感をおぼえます。キャリアを重ねるごとに、極東開発工業という会社と、仕事が好きになっています。
当社には、経験の浅い若いスタッフでも、どんどん仕事を任せるという風土が根づいているので、熱意がある人にとってはすごくやりがいのある会社だと思います。もちろん上司をはじめ部署・会社が全面的にバックアップしてくださるので、安心して打ち込めます。また、自分たちの仕事の成果が見えやすく、スケールの大きな仕事に携われることも魅力です。これから当社に入社する方たちにも、思い切り自分の力を発揮してほしいと思います。
2016年取材当時