メッセージ

PROJECT STORY 03

機械式駐車装置の
リニューアル

設置から15年以上が経過し、老朽化が進んだ機械式駐車装置の入替工事を実施いたします。
新たに設置する装置は、既存のものと比べてより大きな自動車の入庫が可能となり、さらに安全にご利用いただける駐車装置となることを目指しております。

POINT

POINT 1
駐車可能サイズの拡大
POINT 2
安全性の向上
本プロジェクトでは、老朽化した駐車装置を入れ替え、より大きな自動車が駐車可能な仕様へ改良しました。リニューアル工事のため、既存の建物に適応しながら設計を進め、安全性の強化にも注力。限られたスペースの中で最大限の利便性と安心を提供できる装置の実現を目指しました。

MEMBER

小南 泰嗣

2004年入社
パーキング本部
生産部 技術課

大谷 務

2011年入社
パーキング本部
営業部 東部営業課

桑田 英樹

2022年入社
パーキング本部
施工部 施工課

ここを語りたい!

時代とともに変化する駐車装置の
課題に向き合う

小南

私たちが手がける機械式駐車装置のリニューアルは、1990年代以降に設置された老朽化した駐車装置の入替え需要に応えるものです。旧型の装置は全高1550mmまでの車両しか対応できないものが多く、最近の大型化する車両には対応できていない状況にありましたが、駐車装置のリニューアルによって、より多くの車種を駐車して頂くことができるようになります。

桑田

駐車装置は安全面でも、新しい基準に合わせた改善が必要になってきていますよね。また、施工現場では、据付工事の作業面での安全性向上も重要な課題となっています。

大谷

私は営業として、マンションの状況変化を強く感じています。以前は100台分の駐車場がフル稼働するのが当たり前でしたが、最近では車を持たない方も増えて、稼働率が50%程度という物件も珍しくありません。

小南

その通りですね。そうなると維持費の面でも課題が出てきます。使用していない装置のメンテナンス費用も必要になりますからね。

桑田

そういった状況もあって、リニューアル時には台数の最適化も重要なテーマになっていると感じています。ただ単に台数を減らすのではなく、将来的な需要も考慮しながら、慎重に判断する必要がありますね。

プロジェクトを成功に導く、
三位一体の取り組み

大谷

駐車装置のリニューアル工事は、居住者の方々の生活に直接関わる重要なプロジェクトです。そのため、営業としては管理組合や理事会の方々のニーズを丁寧にヒアリングすることから始めています。

小南

設計部門では、ヒアリングしたニーズに応えるため、既設装置が設置されている部分の周囲の寸法や装置設置部の天井の高さなど既存の建物の制約を詳しく調査します。特に重要なのが装置を設置する位置ですね。標準的な装置では対応できない場合は、設計をカスタマイズすることによって解決を図っています。

桑田

施工面では工事中の安全確保が最優先です。搬入ルートや重機の配置位置、既存設備との干渉など、工事実施段階での課題を事前に確認しながら進めていきます。

大谷

管理組合や理事会の方々との合意形成も重要な要素ですよね。特に工事期間中の代替駐車場の確保など、居住者の方々への配慮も欠かせません。

小南

まさに三位一体となって進めることで、より良い提案や解決策が生まれてくると感じます。お客様からの信頼を得られるのも、このチームワークがあってこそですね。

進化する技術とともに、
お客様の期待に応えていく

小南

技術面での進化も着実に進んでいます。新設装置は既設装置に比べ装置の安全性が格段に高くなっています。それに仕様によってはリモコンやICカードを用いた搬器の呼び出しも可能となり利便性も向上しています。また、一部の装置で昇降方式をチェーン式からワイヤー式へ移行したのも大きな進化でしたね。

桑田

そうですね。ワイヤー式の方がチェーン式より動きはスムーズですね。ワイヤー式の昇降はエレベーターでも採用されている信頼性の高い技術ですからね。

大谷

お客様の反応も上々です。特にマンションの理事会の方々からは、装置が新しくなって安心して使えるようになったと好評をいただいています。

小南

これから設置して20年以上経過する装置がさらに増えていく中で、私たちの役割はより重要になっていくと思います。その中で、いかに技術的な解決策を見出していけるか。私たちとしても腕の見せどころですね。

大谷

私も同感です。安全で快適な駐車環境を提供し続けることで、マンションの資産価値向上にも貢献していきたいと思います。